vol.101       精神の壁                            NIX                             '95.2.13           壁にぶつかって痛いと思ったなら               ほんの少しかもしれないが                     壁は前進したはずだ             苦痛を伴い君の居場所は                    わずかばかりの自由を得る             八方を壁に塞がれていては               心の声も届かないかもしれないが             意識の中で動作を拒否した時                 人はその場所で死んでしまうのだ             動けるまで動き続けるがいい               誰の為でもないのはわかっているはずだ             俺を現実に閉じ込める体は               この世界に来た時に与えられた拘束だ             常識は動き疲れた人々の               嘘を隠す為のトリックだ             今は動き続けるしかない               この部屋から抜け出さなくては・・・               精神の壁を破らなくては・・・